コンテンツへスキップ

 村松商工会の方が3名来校されました。全校の子どもたちにプレゼントを届けに来てくださったのです。全員に手渡しする時間がないということで、6年生2名が学校代表として受け取りました。「ありがとうございます。大切に使わせていただきます」。代表の子もしっかりあいさつができました。全校の子どもたちには、商工会からのお手紙とプレゼントが21日に渡されますので、楽しみにお待ちください。

 商工会青年部の方によると、もともとカルタ大会など小学生を対象にした事業をたくさん行っていたのですが、新型コロナによって、そのような楽しいイベントが全くできなくなり、代わりに何か子どもたちを喜ばせることができないかと考え、3年前からクリスマスの時期にプレゼントを贈る事業を始めたのだそうです。

 そう説明すると、サンタさんは次の村松小学校に向かわれました。子どもたちを気遣ってくださるそのお気持ちがありがたいですね。

 今日も外部講師の田邊様にお越しいただき、5・6年生に書き初め指導をしていただきました。田邊様は、最初にみんなを集めてお手本を書いてくれます。その時、誰一人声を発しません。緊張感が漂う中、書き終わると自然発生的に拍手が起こります。6年生は「おー」と言いながら大きな拍手をしました。その後、課題手本の文字の特徴や気を付けることを次のように指導してくれました「【雪】のあめかんむりは普通の【雨】と違うよ」「書き順に気を付けて。書き順はきれいに書くために決められたものだから、守らないといけないよ」「1画目の点は、紙の真ん中の方に書きなさい」「【新】は画数が多いから、たっぷり墨汁をつけちゃ駄目だよ」「ひらがなの【の】は小さく、その他の字は大きく」などなど。姿勢については「行儀良く正座して書かない。おしりを浮かして四つん這いになりなさい。ひざで紙を踏んでもいいよ」。実に分かりやすく教えてくださいました。2日間お世話になり、大変ありがとうございました。

 3・4年生が、書き初め練習をしています。外部講師として、北日本書芸院 師範の田邊様をお迎えしました。書き初めは、新年を迎える時期の風物詩です。今まで使っていた大筆を「だるま筆」に持ち替え、縦に細長い「書き初め用紙」に向かい、床に座って書く、というのが普段の「書写」と違うところです。最初に田邊様が書く時の筆の動きを見せてもらいながら、気を付けるポイントを教えていただきます。みんなが書いていて気になる姿を見つけると、再び田邊様が「みんな、集まって」と招集し、指導をしてくださいます。これを繰り返しながら子どもたちは上達していきます。「紙の上を使って」「大きく太く」「穴が消えちゃうから、【あて紙】で余分な墨を吸い取るよ」「【お】は最後の点まで墨をつけないよ」「【年】の最後は止めじゃなくてはらいだよ」など、たくさん教えていただきました。今日教わったことを忘れずに、冬休みの家庭練習でも頑張りましょう。

 今年度2回目の「絆を深める集会」です。生活委員会の5・6年生が、この日のために用意周到に準備してくれました。

 今回は新潟県の「いじめ見逃しゼロキャラバン」事業を活用し、外部講師として新潟お笑い集団NAMARAに所属されている「出来心(できごころ)」のお二人をお迎えして、ゲームをしながら、生きていくために大切な見方や考え方を教えていただきました。テーマは「みんな違ってみんないい」です。

 最初に、みんなで拍手の練習を楽しく行い、全校の心を柔らかくほぐしてくださいました。その後は、人数集めゲームで偶発的に生まれた8人組(異なる学年で男女も混ざったメンバー)で、テーマに沿って話し合いをしていきました。ここからはグループの話し合い結果を発表するたびに、大切な言葉が飛び出します。「同じ学年、男子だけ、女子だけのメンバーで話し合うことは、将来ほとんどありません。今集まっているメンバーみたいにいろんな人で話し合った方が、いい答えが見つかるものです。」その後も続きます。「多数決で決めるのは早くて便利ですが、間違っていることもあります。少数意見が正しいときは、多数決によってもみ消されてしまいます。」「人は、他者と比較して悪いところやできていないところに目が向いてしまい、それを指摘して直させようする傾向があります。そうじゃなくて、相手のいいところを褒めましょう。褒められると嬉しいものです。」「戦争も相手の悪いところに目が向いて、悪口を言い合って始まります。」「相手にはいいところが必ずあります。それを見逃さずに褒めてください。」出来心のお二人との時間はあっという間に過ぎてしまいました。お二人からは、子どもたちの話の聴き方、ゲームや話し合いへの参加の仕方、挙手して発言しようとする積極性、職員のうなずきながら聴く姿勢・・・などなど、愛宕小学校をたくさん褒めて帰られました。子どもたちの心に、また一つ大切な種をまいてくださいました。ありがとうございました。

 1年生が生活科で「クリスマスリース」を作りました。外部講師として渡辺様をお招きしました。渡辺様は、リースを飾るカラフルなドライフラワー(自作だそうです)や緑鮮やかなユーカリの葉、赤やオレンジがきれいなとうがらしの実など、たくさんの材料を用意し、子どもたちが飾りを自由に選び、組み合わせを楽しむことができるようにしてくださいました。

 子どもたちは、ビュッフェに並ぶように、気に入った飾りを手に取り、自分の場所に持ち帰ります。そして飾りをボンドで接着します。自分のボンドでくっつかないときは、渡辺様や阿部先生の所に行き、「これをくっつけてください」とお願いし、特殊なボンドで接着してもらいました。「先生見て」「立体的で素敵だね」「何か物足りないなあ」「とうがらしを付けてみたら」「とうがらしを間違って猫が食べるかもしれないから駄目なんです」「お姉ちゃんの誕生日とクリスマスが同じ日なんです」などなど様々なやりとりが聞こえてきました。

 子どもたちの想像力や考える力を伸ばすとともに、職員が材料を集める手間も省いてくださった渡辺様に感謝したいと思います。ありがとうございました。

 1年生が生活科の「昔の遊び体験会」を開くために、外部講師の樋浦様をお迎えしました。樋浦様は、小学生の頃に「終戦」を経験されたそうです。遊びには時代背景が投影されるものがあり、遊び歌の歌詞にも当時の世相が反映されると、日本の歴史についてもお話しいただきました。

 そんな昔の時代背景をよくご存知の樋浦様から、たくさんの遊びを教えていただきました。お手玉、こま回し、けん玉、だるま落とし、カルタ、ヨーヨー、竹笛、あやとり、玉つきなどです。子どもたちは、それぞれが興味をもった道具を手にして、早速遊び始めました。ほとんどの子どもは最初手こずりますが、試行錯誤を繰り返し、次第に上手になっていきます。「先生見ててください~」「すごい、上達したね」「10回できるようになった」「さっきは5回だったのにすごい」などのやりとりが聞こえてきました。 意外だったのは、コマ回しが上手な子がたくさんいたことです。保育園で経験があったり、学童保育で遊んでいたり・・・。中には初めてやってみたけどできたという子もいてびっくりしました。

 子どもたちは「遊び」を通して、「試行錯誤する心」「あきらめない粘り強さ」「友達に教えたり、教えてもらったりする嬉しさ」「道具を譲り合う気遣い」「後片付け」など様々な大切なことを学んでいました。樋浦様、貴重な学びの時間をありがとうございました。

 12月7日・8日の2日間、6年生が「地場農産物を使った郷土料理講習会」に参加しました。指導してくださったのは栄養士の渡辺先生と地域の食生活改善推進員の方5名です。この郷土料理講習会は、伝統的な食文化を子どもたちに継承する食育事業として、国の交付金を活用し、市内全小中学校で行っています。

 最初に、郷土料理とは何か、どんな料理があるのか、継承しなければなくなる可能性もあることなどを学びます。子どもたちは料理の写真を見せてもらうのですが、「初めて見た」「鯉は郷土料理なの?」というリアクションでした。

 その後、班に分かれて「のっぺ」づくりを教えてもらいました。それぞれの食材の切り方、「出汁」のとり方、煮る順番だけでなく、出汁をとった後の昆布とかつおぶしを使った「佃煮」等も教えていただきました。「これどうやって切るんですか」「包丁を引くように」「繊維が縦に入っているから、横に切ると柔らかくなるよ」「半分に切ってそれを重ねて切るといいよ」など様々なやりとりが聞こえてきました。

 たちまち、学校の廊下はおいしい「和」のかおりでいっぱいになりました。 さて、普段お家で食べている「のっぺ」と同じだったでしょうか。各家庭で少しずつ違うと思うので、それをしっかり継承してほしい、また今回教わったことを家で実践してお家の人に作ってあげてほしい、と思いました。

 3年生は総合学習で「福祉」をテーマに学習しています。今日は目が不自由で盲導犬を利用している木村様をお迎えしました。新型コロナが落ち着いたので、3年ぶりにご来校いただきました。玄関でお迎えした3年生の子は、盲導犬の足を拭いてあげる様子に驚き、「目が不自由なのに足を拭けるの?」と率直に質問し、木村さんを喜ばせました。広い部屋に移動し、木村さんから、生活を豊かにするために様々な工夫をしていることを教えていただきました。紙幣を入れると「千円です」、服に当てると「白です」、明るい方向に向けると「ピーッ(鳴り方が速くなる」、スマホを前方に向けると「青信号です」と教えてくれる便利グッズの数々も見せていただきました。また「白杖」を持っている方を見かけた時の声のかけ方、「あっちです、こっちです」と言われても方向が分からないということ、誘導してもらうために肩や腕につかまらせてほしいことなど、2時間に渡ってお話しいただきました。子どもたちが真剣に静かに話を聴いてくれたので、木村さんは喜んでいらっしゃいました。子どもたちの質問に答えるのも楽しかったそうです。私たちの回りには様々な人が暮らしていて、みんなが幸せに生活する権利があり、相手の立場や気持ちになって考えることが大切だと気付いてほしいなと思いました。

 2年生が生活科で「動くおもちゃづくり」を学んでいます。おもちゃの先生として専門家の高橋様をお招きしました。今回教わったのは、ストローの回転を動力源にして、クリスマスツリーを回転させるという仕組みのおもちゃです。子どもたちは、最初に高橋様が見せてくれた回転するクリスマスツリーに感動し、自分もやってみたいと願って作り始めました。「1㎝切ってください」「どれくらいですか」「う~ん、爪くらいかな」「だいじょうぶだよ、切りすぎたらまた作ればいいんだから」というやりとりや、「クリスマスツリーを4枚、はさみで切ってください」「ツリーを切れたけどどう組み立てるのかな」「どうすればいいのかな、考えてみて」「この切れ込みは何」「切れ込みが上にあるのと下にあるのがあるよ。どうすればいいかな」「分かった」・・・というやりとりがおもしろかったです。さすがおもちゃの先生だなと思ったのは、子どもが疑問に思ったことに対して「すぐ答えを教えない」「失敗しても大丈夫と安心させる」「考えて工夫させる」「自分でやり遂げた感を味わわせる」ことです。これらのことを通して自己肯定感を高めているんだなと思いました。この学びと経験を生かして、子どもたちは自分で考えたオリジナルのおもちゃを作ることになります。どんなおもちゃができるでしょうか。楽しみです。