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 1年生が生活科の「昔の遊び体験会」を開くために、外部講師の樋浦様をお迎えしました。樋浦様は、小学生の頃に「終戦」を経験されたそうです。遊びには時代背景が投影されるものがあり、遊び歌の歌詞にも当時の世相が反映されると、日本の歴史についてもお話しいただきました。

 そんな昔の時代背景をよくご存知の樋浦様から、たくさんの遊びを教えていただきました。お手玉、こま回し、けん玉、だるま落とし、カルタ、ヨーヨー、竹笛、あやとり、玉つきなどです。子どもたちは、それぞれが興味をもった道具を手にして、早速遊び始めました。ほとんどの子どもは最初手こずりますが、試行錯誤を繰り返し、次第に上手になっていきます。「先生見ててください~」「すごい、上達したね」「10回できるようになった」「さっきは5回だったのにすごい」などのやりとりが聞こえてきました。 意外だったのは、コマ回しが上手な子がたくさんいたことです。保育園で経験があったり、学童保育で遊んでいたり・・・。中には初めてやってみたけどできたという子もいてびっくりしました。

 子どもたちは「遊び」を通して、「試行錯誤する心」「あきらめない粘り強さ」「友達に教えたり、教えてもらったりする嬉しさ」「道具を譲り合う気遣い」「後片付け」など様々な大切なことを学んでいました。樋浦様、貴重な学びの時間をありがとうございました。

 12月7日・8日の2日間、6年生が「地場農産物を使った郷土料理講習会」に参加しました。指導してくださったのは栄養士の渡辺先生と地域の食生活改善推進員の方5名です。この郷土料理講習会は、伝統的な食文化を子どもたちに継承する食育事業として、国の交付金を活用し、市内全小中学校で行っています。

 最初に、郷土料理とは何か、どんな料理があるのか、継承しなければなくなる可能性もあることなどを学びます。子どもたちは料理の写真を見せてもらうのですが、「初めて見た」「鯉は郷土料理なの?」というリアクションでした。

 その後、班に分かれて「のっぺ」づくりを教えてもらいました。それぞれの食材の切り方、「出汁」のとり方、煮る順番だけでなく、出汁をとった後の昆布とかつおぶしを使った「佃煮」等も教えていただきました。「これどうやって切るんですか」「包丁を引くように」「繊維が縦に入っているから、横に切ると柔らかくなるよ」「半分に切ってそれを重ねて切るといいよ」など様々なやりとりが聞こえてきました。

 たちまち、学校の廊下はおいしい「和」のかおりでいっぱいになりました。 さて、普段お家で食べている「のっぺ」と同じだったでしょうか。各家庭で少しずつ違うと思うので、それをしっかり継承してほしい、また今回教わったことを家で実践してお家の人に作ってあげてほしい、と思いました。

 3年生は総合学習で「福祉」をテーマに学習しています。今日は目が不自由で盲導犬を利用している木村様をお迎えしました。新型コロナが落ち着いたので、3年ぶりにご来校いただきました。玄関でお迎えした3年生の子は、盲導犬の足を拭いてあげる様子に驚き、「目が不自由なのに足を拭けるの?」と率直に質問し、木村さんを喜ばせました。広い部屋に移動し、木村さんから、生活を豊かにするために様々な工夫をしていることを教えていただきました。紙幣を入れると「千円です」、服に当てると「白です」、明るい方向に向けると「ピーッ(鳴り方が速くなる」、スマホを前方に向けると「青信号です」と教えてくれる便利グッズの数々も見せていただきました。また「白杖」を持っている方を見かけた時の声のかけ方、「あっちです、こっちです」と言われても方向が分からないということ、誘導してもらうために肩や腕につかまらせてほしいことなど、2時間に渡ってお話しいただきました。子どもたちが真剣に静かに話を聴いてくれたので、木村さんは喜んでいらっしゃいました。子どもたちの質問に答えるのも楽しかったそうです。私たちの回りには様々な人が暮らしていて、みんなが幸せに生活する権利があり、相手の立場や気持ちになって考えることが大切だと気付いてほしいなと思いました。

 2年生が生活科で「動くおもちゃづくり」を学んでいます。おもちゃの先生として専門家の高橋様をお招きしました。今回教わったのは、ストローの回転を動力源にして、クリスマスツリーを回転させるという仕組みのおもちゃです。子どもたちは、最初に高橋様が見せてくれた回転するクリスマスツリーに感動し、自分もやってみたいと願って作り始めました。「1㎝切ってください」「どれくらいですか」「う~ん、爪くらいかな」「だいじょうぶだよ、切りすぎたらまた作ればいいんだから」というやりとりや、「クリスマスツリーを4枚、はさみで切ってください」「ツリーを切れたけどどう組み立てるのかな」「どうすればいいのかな、考えてみて」「この切れ込みは何」「切れ込みが上にあるのと下にあるのがあるよ。どうすればいいかな」「分かった」・・・というやりとりがおもしろかったです。さすがおもちゃの先生だなと思ったのは、子どもが疑問に思ったことに対して「すぐ答えを教えない」「失敗しても大丈夫と安心させる」「考えて工夫させる」「自分でやり遂げた感を味わわせる」ことです。これらのことを通して自己肯定感を高めているんだなと思いました。この学びと経験を生かして、子どもたちは自分で考えたオリジナルのおもちゃを作ることになります。どんなおもちゃができるでしょうか。楽しみです。

 今年度2回目の市教委学校訪問として、再び浅間指導主事様をお迎えし、6年1組の算数の授業を参観いただき、愛宕小が目指している授業についてご指導・ご助言をいただきました。今日に至るまで、担任の橋本教諭が作成した指導案をもとに、子どもたちに「主体的・対話的で深い学び」となる授業を提供しようと、全職員で検討を重ねてきました。6年1組の子どもたちは、新たな学習課題を解決しようと、自力解決を図り、グループでも建設的に話し合いをしていました。1人1台のタブレット端末も駆使して、お互いの考え方の違いを認識し、様々な解き方があることを理解していきました。浅間指導主事様からは、「算数は統合的・発展的な考察が大切で、子どもたちは既知の知識を活用して、未知の知識を得ていく。自力解決するに当たっては、解法の見通しだけでなく、結果の見通しを持たせることも大切だ。式とテープ図を関係づけて発表・説明した子どもたちはすごい。」等のご指導をいただきました。私たち教員が授業研究・授業改善に取り組むことで、子どもたちに必要な資質・能力を伸ばすことにつながります。愛宕小学校の校内授業研究は今後もまだまだ続きます。

 市栄養士の渡辺様と市食生活改善推進委員6名の皆様をお迎えして、5年生を対象に、食育・防災&災害食講習会を行いました。各グループに「バナナ蒸しケーキ」の材料が配られ、1人ずつ耐熱ビニル袋を持ち、そこにホットケーキミックス、ココア、水、バナナを入れ、手でもんで馴染ませました。袋の空気を抜き、袋の上の方をしっかり縛ったら、それを沸かした熱湯に入れました。蒸し上がるまでの20分間を使って子どもたちは防災教育を受けました。

 ゴムボートで救助される人たち、水没する道路やお店、田んぼの写真を見て、これが約11年前の五泉市で起きた災害だということを初めて知って驚いていました。また東日本大震災で被災した方々がどんなものを食べてやり過ごしていたのかを知ったり、家庭で「災害食」を保存しておくことの大切さを学んだりしました。 最後にできあがった「バナナ蒸しケーキ」をいただきました。「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉もあります。今日学んだ知識を生かす時が来ないことを祈りつつ、もし起きたときは、みんなで助け合って命をつないでほしいと思います。教えてくださった皆様に感謝しましょう。

 スマイル班(異学年縦割り班)で冬を乗り越える花の苗をプランターに植える作業をしました。この活動は、冬から春にかけて愛宕小学校を花いっぱいの学校にすると共に、今後やってくる「6年生を見送る大切な式典」を、このきれいな花で飾ることをねらいとしています。今日は1~13班までの子どもたちが作業をしました。14~25班の子どもたちは、明日以降の晴れた日に行う計画です。今後、プランターの花がどう変化していくか、世話をしながらよく観察してほしいです。

 初雪が降る予報が出た日に、5・6年生が防災教育を受けました。テーマは「雪による被害」です。愛宕小は総合学習で、「雪崩によって2度も生き埋めになった主人を必死に助けたタマ公」のすごさについて学んでいます。そこでこの雪による被害についての防災教育は「タマ公防災教室」と称して、過去10年続けてきました。本日は、防災アドバイザーの南木様と県新潟地域振興局の方をお招きして、講話をいただきました。「なぜ日本には四季があるのか」「なぜ北日本の日本海側に大雪が降るのか」「今まで最高に積もった雪は何メートルか」「タマ公の主人が飲み込まれた雪崩とはどういうものなのか」「生き埋めになった主人を掘り出すのはどれだけ大変か」等について、動画や画像を見せながら分かりやすくお話しいただきました。本格的な雪のシーズンが始まる前にお聞きすることができて、大変有意義な時間となりました。ありがとうございました。

 子どもたちの自主学習の頑張りを賞賛する取組「自学ノートマスター」です。年3回のうちの2回目になりました。取組の素晴らしい子、お手本となる子のノートをコピーし、どこが素晴らしいのか担任が解説を加え、中央階段前に掲示して、全校に紹介しています。授業で学んだことを思い出し、文章だけでなくイラストや絵を加えてまとめる子、さらにオリジナルキャラクターを登場させて解説する子、漢字や計算で気を付けるポイントを言語化してまとめる子、興味のあることをより深く調べてまとめる子など様々です。今後は2月のパワーアップ週間時に3回目を行う予定です。

 今日は、巡回歯科保健事業として、歯科衛生士の酒井様が2年生に「第一大臼歯」の大切さと正しい磨き方を教えに来てくださいました。第一大臼歯は歯の中で一番大きく、噛む力がとても強いです。噛み合わせの基本となる大切な歯で、別名6歳臼歯とも言われます。でも虫歯になりやすいので、生えてきたら積極的な虫歯予防が必要になります。「ちゃんと磨けているか、色を付けて調べてみましょう」「この赤いの保育園でやったことある」「第一大臼歯のべろ側とほっぺた側もぬってくださいね」「他の歯も赤くなってしまった」「べろも赤くなった」とやりとりが続きます。子どもたちは、「歯のどこに汚れが残っているかな」とピンクに染まった歯を鏡で見ながら,歯ブラシを鉛筆持ちして、小刻みに動かしてブラッシングしていました。健康指導も発達段階に応じたタイミングが重要です。酒井様、ありがとうございました。