3年生は総合学習で「福祉」をテーマに学習しています。昨年に引き続き「目が不自由で盲導犬を利用」されている木村様をお迎えしました。「まず目を閉じてみてください。これが私の世界です」と子どもたちの興味関心を引き付けます。その後、生活を豊かにするための道具(針を触って時刻が分かる腕時計、音声でいろんなことを教えてくれるスマホ、趣味の読書のための点訳された本、歩道や駅のホームにある点字ブロック)のことを教えていただきました。そして外出する時のお話で、盲導犬が登場します。「このおかげでタクシーにもバスにも、電車にも船にも乗れます。市役所にもスーパーにもディズニーランドにも行ったことがあります」とお話しされ、子どもたちも驚いていました。「盲導犬ができるのは、危険を人に教えるために停止させること、危険物を避けること、左右や直進の指示を守ることなので【スーパーに連れて行って】と言ってもできません」「誘導してもらうために肩や腕につかまらせてほしいので、もし見かけたら【お手伝いしましょうか】と声を掛けてほしいです」ということなど、60分間お話しいただきました。子どもたちが真剣に静かに話を聴いてくれたので、木村さんは喜んでいらっしゃいました。私たちの回りには様々な人が暮らしていて、みんなが幸せに生活する権利があり、相手の立場や気持ちになって考えることが大切だと気付いてほしいなと思いました。