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 今週末、新潟県の平野部にも初雪が降ると言われている中、5・6年生が防災教育を受けました。テーマは「雪による被害」です。愛宕小は総合学習で、「雪崩によって2度も生き埋めになった主人を助けたタマ公」のすごさについて学んでいます。そこでこの雪による被害についての防災教育は「タマ公防災教室」と称して、11年間続けてきました。講師は山川様と県新潟地域振興局新津地域整備部の方です。今回はあらためて新潟県の「雪の降り方」「冬の暮らし」「除雪作業をする人々と様々な機械」「刈田さんとタマ公の生活」などについて教えていただきました。「今まで最高の積雪記録は何メートルでどこに降ったか」「新潟県で8mを越える大雪が降ったのになぜギネス記録にならないのか」「昔の雪国の人が自給自足生活をする最大の理由は」等、子どもたちに考えさせながら、動画や画像、たくさんの資料をもとに分かりやすくお話しいただきました。途中、刈田さんとタマ公の動画が映し出されたとき、「本物だ」と子どもたちも職員も驚きました。雪による災害もありますが、「雪遊び」「雪を利用した観光」など「雪の楽しさ」もあります。雪国の住人として、雪とともに工夫して生活する知恵の大切さ、人間のたくましさを学ぶことができました。ありがとうございました。

 今日は、2年生が「動くおもちゃづくり」を学んでいます。昨年度に引き続き、専門家の高橋様を講師としてお招きしました。教わったのは、ストローの回転を動力源にして、クリスマスツリーが回転するおもちゃです。「ストローをこんなふうに切ってください」。すると間髪入れずに「何センチメートル切るんですか」と質問する子。この「進んで質問する姿」を見て、「主体的に活動できていてすごい」と感心し褒めました。また、先生の指示通りに早くできた子達が、手こずっている子の所に移動し、率先してアドバイスをする姿も微笑ましかったです。講師の先生から2時間教えていただいたのですが、まだ完成しない子が若干いるので、昼休みも頑張るのだそうです。苦労して、納得するまで頑張った「動くおもちゃ」です。持ち帰ったら「すごい。仕組みはどうなっているの?」と尋ねてあげてください。

 前日の帰り際、児童玄関で2年生の子が「明日、楽しみだなあ」と話しているのを見ました。表情はにこにこ笑顔でした。今日は、児童会祭り「愛宕っ子スマイルフェスティバル」です。今年から始めた企画です。2~6年生の子どもたちが、23個ものお店を企画・運営し、お客さんを楽しませました。校舎の2階の教室、特別教室はお店だらけです。手にはスタンプカードを持ち、1年生はグループでお店巡りをしています。「僕、このお店に行きたいんだけどいい?」。一方、お店を運営する子どもたちからもいろんな声が聞こえてきます。「前のお客さんが宝探しをしているから、2分お待ちください。その間に他のお店に行くのもいいと思いますよ」「1・2年生は一番前で、3・4年生は中間で、5・6年生は一番遠くから投げてください」「得点を合計するのでお待ちください。おめでとうございます。今のところ最高得点です」などなど。普段使わないような言葉がたくさん飛び交っています。相手の立場になって考え、学年差に配慮したルールを作り、お客さんを盛り上げようと声掛けを頑張っていました。終わった後、「楽しすぎて疲れた」と洩らしている子もいました。運営委員会の皆さん、全校の皆さん、お疲れ様でした。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、来年はどんなお店を出したいですか。

 今日の児童朝会は、来週の児童会祭り「愛宕っ子スマイルフェスティバル」の「お店」の宣伝です。2年生以上の各学級がアイデアを出し合い、「お店」を出します。校内のあちらこちらに「お店」を宣伝するポスターが貼られ始めました。6年生は6つも「お店」を出すそうです。予定では2~6年生で合計23の「お店」が出る計画です。今日は子どもたちが自分の声で宣伝する日です。「輪投げ」「ボーリング」「魚釣り」「的当て」など様々な「お店」がいくつも出ます。ルールや会場となる教室を伝えたり、実際にやってみせたり、サルのお面をかぶって注目を集めたり・・・.。今年初めての企画ですが、子どもたちがいろんな工夫をしているのが頼もしいです。また準備段階で、普段あまりしゃべらないクラスメイトとも話し合ったり、笑い合ったりする姿も見られるようです。お家から大きな「段ボール」を持ってくる子もちらほら見かけます。保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。当日まであと1週間。「お店」役、「お客」役に分かれてリハーサルをして問題箇所を修正していくことでしょう。本番が楽しみです。

 11月19日(火)、シルバー人材センターの方々がお見えになって、校地内の樹木の冬囲いをしてくださいました。寒い中の1日仕事でした。本当にありがとうございました。一緒に、「タマ公」の銅像にも冬囲いをしてくださいました。今週に入り、急に気温が下がりました。今年は夏の高温で、日本海の水温が温められており、水蒸気の量も多いということから「雪の量が多い」のではないかとニュースでも言っています。子どもたちと職員が、安全に登下校、出退勤できますように、タマ公に見守ってもらいます。

 1年生が生活科で「クリスマスリース」の飾り付け作業をしています。子どもたちは家から「リボン」やキラキラした飾りを持ってきたり、紅葉した「銀杏の葉」や「どんぐり」を拾ってきたりしました。それ以外にも「松ぼっくり」「南天の実」「ボタン」など、自然のものやカラフルな人工物も用意し、子どもたちが自由に使えるたくさんの材料が用意されていました。子どもたちはこれらの材料の組み合わせや配置を楽しみながらリースに接着していきます。ただ、この接着作業が難しいので、「はつらつマザーズ」の皆さんが助けに来てくださいました。また、松ぼっくりをカラフルにするためにいろんな色でカラーリングもしてくださいました。子どもたちに大人気でした。大変ありがたいばかりです。今年の子どもたちは、松ぼっくりの隙間に南天の真っ赤な実を1個ずつボンドでくっつけて、新たな飾りを作って楽しんでいる子が多かったです。苦労して作ったリースです。お家でも大事に飾ってほしいです。

 6年生が「喫煙予防教室」の授業を受けました。毎年この時期に、市の「未成年者生活習慣病予防保健指導」があるので、健康福祉課の方をお招きしてご指導をいただいています。今日の内容は「たばこの成分」「タールやニコチンによる体の害」「カイワレ大根の水耕栽培にたばこの葉を与えると」「たばこの煙を吸わせたうさぎの耳の血管の変化」「人の肺の機能低下と肺ガンの発生率」「双子の年輩者の顔(肌)の明らかな違い」「ニコチンの依存性」「身の回りにある依存性のある飲み物」「主流煙と副流煙」「最初の1本を吸わない大切さ」「周囲の人から毅然と断れるか」などでした。たくさんの情報量ですが、実物・模型・スライド・動画などを駆使してくださったので分かりやすかったです。子どもたちは、うさぎの耳の血管が一気に収縮し、血管がなくなってしまう実験動画に一番驚いていました。また真っ黒になった肺が、硬くなって収縮できなくなる模型も関心度が高かったです。子どもたちは今日の学習で「一人一人が自分や家族の健康のために、最初の1本をいかに吸わないようにするか、周囲の誘いを断るか」だと理解できたと思います。「1本吸ってみるか?」あなたはどう断りますか。

 11/11(月)~11/15(金)は校内読書週間です。この期間中は、①「全校朝読書」をしたり、②「全校読書郵便」(縦割りスマイル班のペア学年の子にお勧めの本を専用はがきで紹介します)、③「先生のお勧めの本」(全教員が子どもたちに読んで欲しい本を専用用紙に書いて紹介します)、そして図書委員の子たちによる、④「紙芝居の読み聞かせ」と盛りだくさんです。写真は昼休みに「紙芝居」を読んであげている図書委員会の子どもたちです。天気が良くて、しかも低学年が体育館で遊ぶことができる日だったので、大勢は集まりませんでしたが、来てくれた子どもたちを楽しませようと、一生懸命気持ちを込めて読んでいました。図書委員の皆さん、児童会祭りの準備等もあって忙しい中、自分以外の人達のためになるお仕事をしてくれました。ありがとう。

 今日は、『はらぺこあおむし』とのコラボ給食でした。お腹をすかせた小さなあおむしが、いろんな食べ物をもりもりと食べ続けて、やがて美しい蝶に成長する物語です。絵本は色彩がきれいで今日の献立のようです。「ウインナーとコーンのピラフ」「キャベツのスープ」「フルーツポンチ」「チーズ」「牛乳」。ピラフは薄い塩味で、コーンを噛んだときに甘みが感じられてウインナーもたくさん入っていて、子どもたちが喜びます。スープは大きなじゃがいもがごろごろ入っていて、キャベツとしめじもたくさん食べられて、鶏肉からおいしい出汁が出ていておいしいです。そして子どもたちが大好きなフルーツポンチ。カラフルなゼリーとフルーツを大事に少しずつ食べる姿が目に浮かびます。これだけでも十分なのにチーズもついていました。育ち盛りの子どもたちにはタンパク質とカルシウムがありがたいです。洋風なメニューでおいしかったです。

 4年生は環境学習で「新潟水俣病」の学習をしています。今日は外部講師として新潟水俣病の未認定患者の認定を求めて運動を展開してこられた旗野様をお迎えしました。旗野様からは『阿賀のお地蔵さん』の読み聞かせをしていただき、最後に子どもたちが抱いた水俣病に関する質問にお答えいただきました。「旗野さんは水俣病にかかったのですか?」「水俣病の患者さんは何人いるのですか?」「水俣病で亡くなった方は何人ですか?」「水俣病の原因である水銀がどれだけ体に入ると危険なのですか?」「水俣病で亡くなった人間以外の生き物はいますか?」「水俣病の名前の由来は?」「水俣病はコロナのようにうつるのですか?」などなど。旗野様からは「いい質問だね」「するどいね」「数字に関することは自分でも調べて」「今でも分からないことが多いので、これからのあなたたちが調べてください」と、賞賛やアドバイス、未来への希望や期待なども交えて、丁寧にそして分かりやすく教えていただきました。私も参観しましたが、今年の子どもたちは、水俣病を自分事としてとらえていて、未だに解決していないことに怒っている感じがしました。そのことをお伝えすると「いい子どもたちですね」とにっこり褒めてくださいました。