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 今年も3・4年生の算数の「そろばん指導」のために、外部講師として荒木様をお招きしました。そろばん教室を複数経営されていて、子どもたちだけでなく年輩の方や高校生にも指導していらっしゃいます。そろばん指導は、3・4年生の算数の指導内容ですが、指導時間はそれぞれ2時間扱いと規定されています。これまで「筆算」を学習してきた子どもたちにとって、考え方と操作が難しい「そろばん指導」に専門家のお力をお借りできるのは大変ありがたいことです。荒木様は、ゆっくりと読み上げ算の要領で数字を唱えながら、そして演示用の大きなそろばんで操作方法を実演しながら教えてくださいます。「9は足せないから1を引いて10に繰り上げる」「次は7も足せないので3引いて10に繰り上げる」という独特の言い回しを繰り返します。すると4年生の子どもたちは、自然発生的にこの言い回しを真似し始めました。「分かってきた」「そろばんの計算って簡単だ」という声も聞こえてきました。このような姿、嬉しそうな顔を見ることができるのが、教員の最大の魅力です。子どもたちには「そろばん計算のよさ」を知り、今後の「暗算」に生かして欲しいです。荒木先生、雪が降る中、大変ありがとうございました。

 今日の給食は久しぶりのパンです。それも子どもたちが大好きな「揚げパン」です。献立は「きな粉揚げパン」「ポトフ」「ドレッシングサラダ」「牛乳」です。きな粉揚げパンは、米粉入りでとてもモチモチしています。きな粉がたっぷりまぶしてあり、子どもたちの口の周りはきな粉まみれになることでしょう。味については、砂糖が少なめで、甘すぎなくてとてもおいしいです。ポトフは、たくさんの具材が入っていて、すべて同じくらいの大きさに揃えてカットされています。ウインナーからおいしい肉汁が出て、たくさんの野菜が食べられて満足感があります。セロリも入っていましたが、強い香りはいっさい感じられません。サラダは、色が鮮やかできれいです。いろんな野菜とたくさんのハムをオリーブオイルであえてあり、これも食べ応えがありました。栄養士さん、調理員さんに感謝していただきました。

 村松の「あじさいの会」に所属する2名の講師先生が「読み聞かせ」に来てくださいました。今日は3年生と4年生が対象です。毎回、発達段階や季節なども考慮して本を選定してくださっています。この本が良いなと思っても、読み聞かせの10分間におさまらないからと、候補から脱落するものも多いそうです。今日は、3年生には日本の昔話「うまかたやまんば」を、4年生にはエチオピアの昔話「むらの英雄」を読んでいただきました。どんなお話だったのかは、お子さんに尋ねてみてください。子どもたちは、集中して聴いています。頭の中で、挿絵をもとにして、物語の情景を映画のように想像しながら聴いているのだと思います。さて次回3月3日(月)が今年度最後の読み聞かせになります。どんなお話が聴けるでしょうか。

 本日はご多用の中、そして最強最長寒波の影響で残雪が山積みになっている中、大勢の皆様が学習参観にお越しくださいました。外履きの数を数えましたが155人を上回る皆様からご来校いただきました。今日の学習参観は、この1年間で「できるようになったこと」を披露した学年、生活科で考えた「お店」に、お家の方をお客さんとして迎えて一緒に楽しむ学年、大勢の友達と交流しながら「外国語活動」に親しむ姿を見ていただいた学年、総合的な学習の時間に個別探究したテーマについて、分かったことや考えたことを発表したり、最後どんな形でまとめるかを話し合う姿を見ていただいたりした学年など様々でした。お子さんの活躍する姿はご覧いただけたでしょうか。この後は、学年懇談会(1年間の振り返り、成果と課題、学年末の予定等)、令和7年度に向けた学年委員会(委員長・副委員長の選出、学年行事をどうするか)、PTA専門部引継会(部長・副部長の選出、活動について)と続きます。今年度の活動に参加されて改善が必要だと思われたことについては、遠慮なく新たなご提案をいただければと思います。皆様のおかげで、愛宕小学校のPTA活動が毎年更新され充実したものになっていきます。本日は誠にありがとうございます。

 4時間目に全校長なわ記録会を行いました。2つ~3つのスマイル班(縦割り班)が合同チームになり、8の字回旋跳びで競い合いました。発達段階も運動能力も差がある子が集まったチームです。ただ回数で競い合うのは不公平ですし、みんなに達成感を味わわせてあげたいと思い、やり方を工夫しています。チームで何回か練習をする中で「自分たちの班は●回くらい跳べるようになるだろう」とメンバーで話し合い、当日はそれを目標回数に設定して、これを超えることができたチームを賞賛しようというやり方です。当日の体育館はキンキンに冷えこみ、緊張感も高まってきて子どもたちは少し震えています。五泉市の広報の方も取材にいらっしゃって、余計に緊張感が高まりました。競技が始まると、ジャンプに合わせて「ハイ!ハイ!」という掛け声と、盛り上げようとする先生達の声が響きます。2回の合計回数で目標回数を超えたかどうかを競うので、1回目の記録が出ると「よし、あと●回跳べばクリアだ」「え~、まだあと●回も跳ばなきゃいけないよ~」といろんなリアクションを見せてくれました。目標回数を設定する際に「去年は簡単にクリアできたチームが多かったので、喜びを倍増するためにも、かなり頑張らなきゃいけない回数を目標にしよう」と声掛けしてあったので、結果はほとんどのチームがクリア、目標回数ぴったりのチームが1つ、わずか1桁目標に届かなかったチームが2つありました。写真を撮っていた広報の方は「ガッツポーズが出たりして、すごい盛り上がるんですね」と賞賛してくださいました。チームのため、自分のために集中して飛び続けたすべての子どもたちに拍手を送ります。

 「2月5日」は、何の日か分かりますか?。この日は、愛宕小学校が大切にしている「忠犬タマ公」が、雪崩で生き埋めになったご主人の刈田さんを救助した1回目の日です。狩猟犬として育てられたタマ公が、前足の先を血で真っ赤に染めながら、必死に雪を掘り起こし、刈田さんを助け出しました。当時、このニュースは日本中を駆け巡り、タマ公の名前が一気に有名になりました。この日のことを忘れないように、今年の給食は「タマ公献立」にしてみました。「ご飯」「タマ吉コロッケ」「吹雪汁」「ホワイトサラダ」「牛乳」です。コロッケには、「五泉市忠犬 桜タマ吉」のイラストをプリントしました。お汁とサラダで、吹雪をイメージしてみました。給食以外にも、総合学習でタマ公のことを学んでいる3年生の子どもたちが、いろんな楽しい企画を考えて、全校でタマ公のことを思い出しながら活動できるようにしてくれました。その様子はまた後日お伝えします。

 今年度最強寒波が襲来すると言われる中、来年度入学予定の年長さんとその保護者の皆さんからご来校いただきました。ありがとうございます。今日は体験入学と入学説明会の日です。体験入学は、年長さんに小学校の雰囲気を実感してもらい、入学に対する不安を和らげるとともに、1年生にはお兄さんお姉さんになる自覚をもたせるためにとても重要な教育活動です。年長さんの隣に1年生が座り、1年担任の指示を復唱して伝え「分かる?」「できる?」「上手にできたね」などと声を掛けていました。丁寧にエスコートする姿はまるで家庭教師のようでした。その間、保護者の皆様には、入学に向けた具体的な心構えや準備について、説明させていただきました。何かご不明な点があれば、いつでも学校にご連絡ください。4月の入学を楽しみにお待ちしています。

 5年生が調理実習で「ご飯」と「味噌汁」づくりを学びました。昨年に引き続き「越後天然ガス」の皆様が出張授業の講師として来てくださいました。「いかにおいしく作るか」そして「いかにエネルギーの無駄遣いを防ぐか」という芯となる考え方が最初から最後まで貫かれていました。「エコ料理」とたくさんおっしゃっていましたが、「食材を均等の厚さにカットすることで煮込む時間を短縮できること」「野菜を煮る順番を考えること」「調理の途中で出る野菜の皮などは、三角コーナーにためるのではなく紙のゴミ箱にためていくこと」「包丁やまな板を何度も洗わないで済むように、油揚げは最後にカットすること」など、調理する際に使用するガスや水、ごみ処理工場で燃やす燃料、片付けの洗剤などの使用量を抑え、環境への負荷を抑制することの大切さを教えてくださいました。 調理実習では、各グループに1人ずつ講師先生が入ってくださり、調理の手順や安全面などを丁寧に教えてくださいました。味噌汁の大根をみんなで少しずつ切って、お湯で煮たのですが、講師先生はタイミング良く「大根の色を見てらん。透明なのと白いのとあるでしょ。白いのはちょっと分厚いよね。これだけまだ白いということは、切り方を揃えればガスの省エネにもつながるね」と分かりやすく指導してくださいました。家庭科室は、ご飯のおこげと味噌汁の出汁の煮干しの香りでいっぱいです。他にも包丁の持ち方、まな板に置くときの包丁の向き。包丁を持たない方の手の形などたくさん教えていただきました。子どもたちは「おこげがかってえ」「大根やわらかい」などと感じたことをつぶやいて聴かせてくれました。越後天然ガスの皆様、ご多用の中、本当にありがとうございました。

 給食週間最後のメニューは、沖縄をイメージした「クファジューシー」「沖縄県産もずくスープ」「にんじんしりしり」「シークワーサータルト」「牛乳」です。クファジューシーは、行事やお祝い事にはかかせない「炊き込みご飯」だそうです。ご飯なのにモチモチしていて、豚肉、かまぼこ、ごぼう、しいたけなど具材が細かく千切りされ、ごま油も入ってまろやかな塩味でまとまっています。子どもたちはお代わりの行列を作りそうです。もずくスープは、すべての食材が1㎝程度にカットされ、もずくの深緑色と、豆腐とえのきの白が混ざり合い、あっさりした味にまとまっていておししいです。にんじんしりしりは、にんじん、こんにゃくが小さくカットされ、ふんわりたまごとツナが混ざり合い、ほんのり甘い炒め物に仕上がっています。すべてがやわらかくてびっくりします。デザートは、シークワーサーの甘酸っぱさと、側面のタルトのさくさく感が絶妙にマッチしていておいしかったです。作ってくださる、栄養士さん、調理員さんに、そして全国の食べ物を生産している皆さんに感謝していただきましょう。

 今日の献立は、熊野古道(三重県と和歌山県)をイメージした「ご飯」「トンテキ」「田舎汁」「紀州の梅マヨサラダ」「牛乳」でした。トンテキは結構な厚みがあり、ほどよく脂身が外されていて、甘辛いタレを絡めていただくとおいしくてご飯がすすみます。大きいので、1年生は口の周りがタレだらけになりそうです。田舎汁は、ごぼうなどの野菜からおしいい出汁が出て、それを大根や油揚げが吸って、しかも里芋がとても大きくて食べ応えもありました。サラダはキャベツときゅうりのザクザクした食感が楽しめて、しかも鰹節と紀州の梅という和の風味が合わさり、そして何と言っても、レンコンがシャキシャキしてとてもおいしかったです。明日は、給食週間最後の「沖縄」をイメージした献立です。まだインフルエンザでお休みしている子どもたちが、一緒に食べられることを祈っています。