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 明日12月21日は「冬至」です。1年の中で最も夜が長くなる日ですね。寒さも厳しくなる時期ですので、この日に合わせて、日本独特の食文化が引き継がれてきました。学校の給食も今日は「冬至」献立です。「ご飯」「星のコロッケ」「ほうとう」「ゆかりあえ」「冬至デザート」「味付けのり」「牛乳」です。「コロッケ」は星型になっていて、しかも外はカリッ、中はふんわりしっとり、味はほんのり甘いという、子どもたちが大好きな見た目と食感です。「ほうとう」は、冬至らしく、「ん」がつく野菜(だいこん、にんじん)やかぼちゃが入って、おしいい出汁と味噌味を油揚げが吸収して、「ほうとう」自体もやわらかくクニュクニュしてとてもおいしく、体も温まりました。「ゆかりあえ」はあっさり塩味で、しその風味がよく分かって、キャベツやきゅうりがシャキシャキしておいしかったです。「デザート」は、はちみつとゆずが融合した甘酸っぱさと、黄色く透き通った見た目が、子どもたちを喜ばせるでしょう。冬至に合わせて、献立を工夫してくださり、栄養士さんや調理員さんに感謝したいと思います。ありがとうございます。

 外はしんしんと雪が降り積もってきましたが、3・4年生は、あったかい生活科室で書き初め練習をしています。講師は月曜日に引き続き、田邊様にお越しいただきました。いつものように、まず実際に書いて手本を見せてくださいます。4年生からは「さすが先生」と声が上がります。そして注意すべきポイントを指導してから子どもたちに書かせます。歩き回りながら、気になるところを指摘し、具体的にどう書くと良いのか教えてくださいます。「元気よく大きく」「たっぷり墨をつけて」「【馬】は縦か先」「筆を立てて」「紙の上に膝を乗せて」「しっかり止める」「【しめすへん】と【ころもへん】の由来と書き順は…」「名前をバランスよく書く」など、たくさん教えていただきました。さらに、子どもたちが手際よく後片付けする姿や、墨で汚れた箇所を進んで掃除する姿、一人ずつお礼を言って教室に戻る礼儀正しい姿も褒めていただきました。今日教わったことを忘れずに、冬休みの家庭練習でも頑張りましょう。

 6年生が総合学習「キャリア教育」で職場見学に出掛けました。子どもたちの中にはすでに将来のことを想像し、大きな夢を抱き、その目標に向かって学習したり生活したりしている子がいます。一方「将来のこと」「働くこと」など自分が大人になった姿をイメージできない子もいます。そこで「様々な職業の良さや、そこで働く人の思いを知り、自分の将来の夢と、その実現のために今しなければならないことについて考え、これからの自分の生き方に活かしてほしい」と願い、今回「職場見学」に出掛けることになりました。子どもたちの感想を読むと「働く=お金を稼ぐ」だけではないことに気付いた子がたくさん出てきました。ご協力いただいた「花のマリヤ」様、「村松郵便局」様、「村松図書館」様、「城下町 釜飯 めだかの里」様、「さくらんど温泉」様、「さくらアリーナ」様、「ごせん桜アロマ工房」様、「ふるさと会館」様、「割烹 新瀧」様、に感謝申し上げます。寒い時期ですが、次は1月に「職場体験」に行く計画です。

 5・6年生が書き初め練習をしています。外部講師として、北日本書芸院 師範の田邊様をお迎えしました。田邊様には毎年お世話になっていますし、寺子屋で面識がある子もいて、子どもたちもよく知っています。最初に子どもたちを集めてお手本を書いて見せながら、課題手本の文字の特徴や気を付けることを教えてくださいます。その後は、子どもたちが練習する姿を見て回り、一人ずつ助言をしていきます。「たっぷり墨を筆につけなさい」「【の】の始筆とくるっと回すところを離しすぎない」「書き初め用紙の下に文鎮を置かない」「1枚できるごとに名前も書きなさい」「行儀良く正座して書かない。おしりを浮かして四つん這いになりなさい」「ひざで紙を踏んでもっと筆に近づきなさい」などなど。大きく元気よく書くためのアドバイスをたくさんいただきました。最後に、6年生に対して「中学校に行っても【書写】の時間はあるから、習字道具を捨ててはいけません」とご指導されました。今度は3・4年生が水曜日にお世話になります。よろしくお願いします。

 3年生は総合学習で「福祉」をテーマに学習しています。昨年に引き続き「目が不自由で盲導犬を利用」されている木村様をお迎えしました。「まず目を閉じてみてください。これが私の世界です」と子どもたちの興味関心を引き付けます。その後、生活を豊かにするための道具(針を触って時刻が分かる腕時計、音声でいろんなことを教えてくれるスマホ、趣味の読書のための点訳された本、歩道や駅のホームにある点字ブロック)のことを教えていただきました。そして外出する時のお話で、盲導犬が登場します。「このおかげでタクシーにもバスにも、電車にも船にも乗れます。市役所にもスーパーにもディズニーランドにも行ったことがあります」とお話しされ、子どもたちも驚いていました。「盲導犬ができるのは、危険を人に教えるために停止させること、危険物を避けること、左右や直進の指示を守ることなので【スーパーに連れて行って】と言ってもできません」「誘導してもらうために肩や腕につかまらせてほしいので、もし見かけたら【お手伝いしましょうか】と声を掛けてほしいです」ということなど、60分間お話しいただきました。子どもたちが真剣に静かに話を聴いてくれたので、木村さんは喜んでいらっしゃいました。私たちの回りには様々な人が暮らしていて、みんなが幸せに生活する権利があり、相手の立場や気持ちになって考えることが大切だと気付いてほしいなと思いました。

 今週末、新潟県の平野部にも初雪が降ると言われている中、5・6年生が防災教育を受けました。テーマは「雪による被害」です。愛宕小は総合学習で、「雪崩によって2度も生き埋めになった主人を助けたタマ公」のすごさについて学んでいます。そこでこの雪による被害についての防災教育は「タマ公防災教室」と称して、11年間続けてきました。講師は山川様と県新潟地域振興局新津地域整備部の方です。今回はあらためて新潟県の「雪の降り方」「冬の暮らし」「除雪作業をする人々と様々な機械」「刈田さんとタマ公の生活」などについて教えていただきました。「今まで最高の積雪記録は何メートルでどこに降ったか」「新潟県で8mを越える大雪が降ったのになぜギネス記録にならないのか」「昔の雪国の人が自給自足生活をする最大の理由は」等、子どもたちに考えさせながら、動画や画像、たくさんの資料をもとに分かりやすくお話しいただきました。途中、刈田さんとタマ公の動画が映し出されたとき、「本物だ」と子どもたちも職員も驚きました。雪による災害もありますが、「雪遊び」「雪を利用した観光」など「雪の楽しさ」もあります。雪国の住人として、雪とともに工夫して生活する知恵の大切さ、人間のたくましさを学ぶことができました。ありがとうございました。

 今日は、2年生が「動くおもちゃづくり」を学んでいます。昨年度に引き続き、専門家の高橋様を講師としてお招きしました。教わったのは、ストローの回転を動力源にして、クリスマスツリーが回転するおもちゃです。「ストローをこんなふうに切ってください」。すると間髪入れずに「何センチメートル切るんですか」と質問する子。この「進んで質問する姿」を見て、「主体的に活動できていてすごい」と感心し褒めました。また、先生の指示通りに早くできた子達が、手こずっている子の所に移動し、率先してアドバイスをする姿も微笑ましかったです。講師の先生から2時間教えていただいたのですが、まだ完成しない子が若干いるので、昼休みも頑張るのだそうです。苦労して、納得するまで頑張った「動くおもちゃ」です。持ち帰ったら「すごい。仕組みはどうなっているの?」と尋ねてあげてください。

 前日の帰り際、児童玄関で2年生の子が「明日、楽しみだなあ」と話しているのを見ました。表情はにこにこ笑顔でした。今日は、児童会祭り「愛宕っ子スマイルフェスティバル」です。今年から始めた企画です。2~6年生の子どもたちが、23個ものお店を企画・運営し、お客さんを楽しませました。校舎の2階の教室、特別教室はお店だらけです。手にはスタンプカードを持ち、1年生はグループでお店巡りをしています。「僕、このお店に行きたいんだけどいい?」。一方、お店を運営する子どもたちからもいろんな声が聞こえてきます。「前のお客さんが宝探しをしているから、2分お待ちください。その間に他のお店に行くのもいいと思いますよ」「1・2年生は一番前で、3・4年生は中間で、5・6年生は一番遠くから投げてください」「得点を合計するのでお待ちください。おめでとうございます。今のところ最高得点です」などなど。普段使わないような言葉がたくさん飛び交っています。相手の立場になって考え、学年差に配慮したルールを作り、お客さんを盛り上げようと声掛けを頑張っていました。終わった後、「楽しすぎて疲れた」と洩らしている子もいました。運営委員会の皆さん、全校の皆さん、お疲れ様でした。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、来年はどんなお店を出したいですか。

 今日の児童朝会は、来週の児童会祭り「愛宕っ子スマイルフェスティバル」の「お店」の宣伝です。2年生以上の各学級がアイデアを出し合い、「お店」を出します。校内のあちらこちらに「お店」を宣伝するポスターが貼られ始めました。6年生は6つも「お店」を出すそうです。予定では2~6年生で合計23の「お店」が出る計画です。今日は子どもたちが自分の声で宣伝する日です。「輪投げ」「ボーリング」「魚釣り」「的当て」など様々な「お店」がいくつも出ます。ルールや会場となる教室を伝えたり、実際にやってみせたり、サルのお面をかぶって注目を集めたり・・・.。今年初めての企画ですが、子どもたちがいろんな工夫をしているのが頼もしいです。また準備段階で、普段あまりしゃべらないクラスメイトとも話し合ったり、笑い合ったりする姿も見られるようです。お家から大きな「段ボール」を持ってくる子もちらほら見かけます。保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。当日まであと1週間。「お店」役、「お客」役に分かれてリハーサルをして問題箇所を修正していくことでしょう。本番が楽しみです。

 11月19日(火)、シルバー人材センターの方々がお見えになって、校地内の樹木の冬囲いをしてくださいました。寒い中の1日仕事でした。本当にありがとうございました。一緒に、「タマ公」の銅像にも冬囲いをしてくださいました。今週に入り、急に気温が下がりました。今年は夏の高温で、日本海の水温が温められており、水蒸気の量も多いということから「雪の量が多い」のではないかとニュースでも言っています。子どもたちと職員が、安全に登下校、出退勤できますように、タマ公に見守ってもらいます。